株式会社ビルディー
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劣化状況の診断を行うことは、非常に手間のかかる作業であり、上述したように修繕の必要性が生じる毎に行うことは、さらに手間がかかることとなる。
【0004】また、修繕には多額の費用が必要であり、数年先に行われる修繕にいくらの費用がかかるかがわかれば、修繕を依頼する依頼者にとってはそのための費用計画を作成することができるので好都合である。しかしながら、従来技術ではいつ頃どのような修繕が必要となるかは明確にわからないので、そのための費用も明らかではない。たとえばマンションなどの集合住宅では、入居者から修繕費用などとして用いる管理費が毎月徴収される。上述したようにいつ頃どのような修繕が必要となるかが明らかではなく、そのための費用も明確でない場合、前記管理費としての最適な徴収金額がわからず、修繕を行う段階になって費用が不足し、不足分を一時金として徴収しなければならないという事態が生じる。このような一時金の徴収は、入居者にとって大きな負担となる。また、一時金を徴収しないようにするために、前記管理費を増額しようとした場合であっても、いつ頃修繕が必要であり、そのためにいくらの費用がかかるかが明確にわからないので、入居者が納得するような説明ができないという不都合が生じる。
【0005】本発明の目的は、建築物の長期間にわたる修繕計画を容易に作成することができる修繕計画作成装置を提供することである。
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