2)建物の外壁や、屋根防水、水道管などは、修繕時期を逃すと、劣化が加速度的に進行し、落下事故や、漏水事故を引き起こし
ます。だから、事故を起こす前の計画修繕が必要なのです。
3)計画修繕がされない一番の原因は、大規模修繕工事実施時の、資金不足や、一時徴収金負担が障害となる計画の中止や、
延期です。
4)分譲マンションの総ストックは、500万戸に達しようとしています。現在も新築マンションの供給が続き、世帯数の減少も
始まっています。必然的に、供給過多となり、中古マンションの資産価値に差が出ます。住宅金融支援機構の「フラット35、
35S等の融資制度」においても、長期修繕計画の備え付けが義務付けられています。
独立行政法人住宅金融支援機構
5)新築後5年以内なら、竣工図面などで、修繕工事は大雑把に予測が付きます。しかし、10年をこえると建物の劣化の程度も
バラバラで、修繕する場所も多くなり、長期計画の前に修繕工事が目前に迫ってきます。長期修繕計画を立てるなら、3年〜
5年の間に立てる事が優良なマンションの条件です。 |