株式会社ビルディー
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以上のように本発明によれば、長期間における修繕の日程および費用計画によって、いつ頃どのような修繕が必要となるかが、またそのための費用が明確化される。費用計画は物価上昇率αを加味したものであり、信頼性の高いものである。したがって、修繕の依頼者は、そのための費用計画を容易に立てることができ、必要な費用の準備を確実に行うことができる。また、見積を工事入札時などに用いることができる。さらに、施工仕様によって工事内容が具体的に把握できる。
【0063】また、収支計画によって費用計画をより具体的に把握することができる。たとえば年間または月々いくらずつ積立てればよいかがわかるので、長期にわたって繰返し行われる修繕を赤字とならないように、または一時的に不足となる金額を徴収しないように行うことができる。またこのデータは積立金額を増額しようとする際に有効に利用される。
【0064】また、建築物が集合住宅などであったときには、1年間に必要な1使用者当たりの修繕費用が明らかとなる。したがって、各使用者毎に費用計画を立てることができる。
【0065】また、劣化項目と劣化度との関係が棒グラフやレーダチャートグラフとして出力されるので、建築物の劣化状況を目視で容易に確認することができる。このようなグラフとして出力することによって、各部位に対する複数の劣化項目の相対比較を容易に行うことができる。
【0066】また、費用計画が棒グラフとして出力されるので、建築物の長期にわたる修繕に関する計画を目視で容易に知ることができる。
【0067】また、施工仕様の施工手順は、複数の工程に分割して、たとえばフローチャートとして、施工方法を示す図形を含んで、あるいは施工条件を示す表を含んで出力されるので、施工仕様を目視によって容易に知ることができる。 |
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